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もの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 14) 文庫 – 2003/12/15
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- 本の長さ520ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2003/12/15
- ISBN-104151300147
- ISBN-13978-4151300141
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2003/12/15)
- 発売日 : 2003/12/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 520ページ
- ISBN-10 : 4151300147
- ISBN-13 : 978-4151300141
- Amazon 売れ筋ランキング: - 60,286位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。
1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な憶測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルドと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。
1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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表紙カバーの写真にあるように犬、ワイヤヘアード・テリア(14頁)のこと。
「少し毛がのびすぎている」(84頁)ワイヤヘアード・テリア。
名前は、ボブ。「ボブ公」(511頁)
ものは言えませんが、「啼(な)き声」(511頁)でしっかり自己表現できます。
この事件を解明した探偵ポアロに、報酬はありません。
依頼人が死んでから、依頼の手紙が届いたんです。
自主参加。だから、ポアロが得たものは
家政婦のミス・ロウスンから「プレゼント」(512頁)された犬、一匹だけ。
死んだエミリイの甥のチャールズは、ポアロのことを犬扱いです。
「大した探偵(いぬ)だな! どうして嗅ぎつけたんです?」(319頁)
この訳は感動ものですワン。
「探偵」に(いぬ)とルビをふったり、犬という漢字が含まれている「嗅」を使ったから。
訳者は、加島祥造。
犬に関する翻訳はあちこちに発見できます。
「嬉しそうに短いとぎれとぎれの声で吠(ほ)えたてた」(14頁)
「あんたの若い野良犬さん、ええ、チャールズのことよ」(18頁)
本書『もの言えぬ証人』の原書のタイトルは、“DUMB WITNESS”
アメリカでの題名は Poirot Loses a Client
『ポアロ、依頼人を失う』だなんて、面白くもなんともありません。
「ポイロット」(134頁)も真っ青な意訳ですね。
『もの言えぬ証人』は、“DUMB WITNESS” の直訳です。
「証人」は、人間に限られます。
いくら殺人現場にいたとしても、ワンしか言えない犬は証人にはなれません。
加島祥造の訳で残念なのは、次の訳。
「鏡には反対に映るのですから」(504頁)
《鏡には左右反対に映るのですから》と訳してほしかった。
鏡には、上下反対には映りません。
《縦書きの》日本語訳の「T・A」が、鏡に「A・T」に映ることはないから。
キャラクターのなかではなんと言っても、ワイヤヘアード・テリアのワンちゃん〈ボブ〉が良かったです。彼の気持ちを代弁するクリスティーの書きっぷりが愉(たの)しげで、にんまりしちゃいました。
犯人の正体とか事件の真相とかは、「えーっ、そうなの」と、ストンとは腑に落ちないものでしたが、まあ、それはそれとして。
これだけの長尺(ちょうじゃく)なのに、飽きさせずに一気に読めてしまうお話作りの面白さ。読み心地の良さ。
やっぱり、アガサ・クリスティー、たいしたもんですね。
読後の感想としては、先行レビュアーの方々も書かれていますが、被害者の愛犬ボブがヘイスティングスの脳内では、言葉をしゃべっていたり、ポアロが隠密調査のために自分の身分を偽るため、もっともらしい偽身分を語ったり、オカルトが出てきたり(しかも結末でちゃんと回収される)、エンタメ要素満載で楽しんで読めましたし、登場人物で犯人と思しき人が7〜8人なので、なんとか覚えて読み進むことができました。
ミステリとしても僕には最後まで犯人が分からず、ドキドキものでした。
アガサ・クリスティーの最高傑作ではないかもしれませんが、傑作エンタメだと思いました。
それにしても、エミリイ、キャロラインの2人のおばあさんが、賢くて凄いです。イギリス人のおばあさん、恐るべし。
が、解説を読んでで大ショック、、
この後のクリスティ作品についてのネタバレがいくつも。「ご承知のように」などと前置きして、この「物言わぬ証人」の後に刊行される本についてネタバレしており、私は刊行順に読んでいたためもちろん知りませんでしたので、大変なショックでした。
しかも大した内容でもない解説に、必要とも思えない情報をわざわざサラリと入れて、この解説の方は、読者が全ての作品を読んでから解説を読むとでも思っているのでしょうか。
なんにせよ、今後の流れを知ってしまった事は取り消せません。まっさらに楽しみに読む気持ちを返してほしいです。
こんな解説を載せてしまった早川書房もどういうつもりなのか。
ミステリーにおいてネタバレは最悪のマナー違反という事を分かっているはずなのに。。
内容は面白いので、解説によって星一つマイナスです。(解説だけなら星ゼロですが)
ポアロシリーズの軽妙な雰囲気が出せておらず、妙に堅苦しく常に違和感がある。
例えば登場人物の名前ですらエミリー→エミリイのようになっており訳者の謎のこだわりがあっていちいち鬱陶しさを感じる。
ポアロやヘイスティングスの喋り方も過去作品と一貫していないように思われた。
良く言えば、英語版を読んでみようかという気になった。
トリックは特に驚きもなくあまり印象には残りませんでしたが、ポアロが身分を偽って関係者に聞き込みをしたり、ヘイスティングズの超翻訳力(犬語)が発揮されたところは笑えました。
この作品はトリック以外の部分で魅せる作品かなと思います。
犯人は全然わかりませんでした。
本作もミスリードが上手すぎます。
そしてその犯人の秘められた動機には戦慄するような、でも共感できるような描き方は素晴らしかったです。
ただ、犯人の最後の行動は許して欲しくはなかったかな。
きれいにまとまってはいるけど、少しもやもやが残りました。